俺はだまされない(Brown Bunny)

ヴィンセントギャロのブラウンバニーを観た。
いろんな人が絶賛してたし、バイクが出てくるという理由で観たかった映画なのだが、はっきり言って“つまんね〜”。
台詞やBGMが少なくて、ストーリーを理解するのに時間がかかったのも一つに理由かも知れないが、観る前の期待が大きすぎたのだろうか。


なんでこんな映画が脚光を浴びたのだろう。
やっぱりギャロという人気俳優の作品だからだろうか。
観賞後、ブラウンバニーの公式サイトを見るといろんな著名人、しかも世間では“カッコイイと言われる職業”の人間たちの一言コメントがあった。
ちらっと読むと、みんなすごくイイ評価をしてるのね。
本や映画や音楽っていろんな感想を持つ人がいるのはきわめて自然なことだし、絶賛する人がいても何の文句はない。
しかしブラウンバニーは俺にとってつまらない映画だった。
これが率直な感想。
町田康やらアニエスベーやら竹中直人やら超有名人と同じ感性がなくて悪かったな!
ほっといてくれ!
この映画の良さがわからないなんてセンス悪〜!って言われてもつまんなかったんだよ。
ネットの上、しかも個人のブログなんだから本当のことを言いたいんだよ。



と、切り捨てておきながら感想をちょこっとだけ。
心に残ったシーンはボンネビルを疾走するホンダの2ストレーサー(NSR?)。
あんな風に車両を持ち込んで勝手に走っていいのだろうか?という素朴な疑問があるが、悲壮な感じがたまらなかった。
ギャロのタイトなジャケット&ジーンズも相変わらず格好良かった。
でも、ストーリーがなぁ…。
凡人にはすぐに理解できんのかも。



でもでも、本や映画や音楽って時間をおいてから見たり聞いたりするとまた違った感じ方をするんだよね。
この映画ももしかしたらそうかも知れないけど、しばらくは観ることはないだろう。