【映画日記】 〜チルソクの夏〜

見たい見たいと思っていてなかなか見られなかった「チルソクの夏」をやっと見た。
下関と釜山の若者の交流、恋愛の映画なんだけど、下関に6年間住んでいたオレにとっては第二の故郷のようなもの。
下関の風景、言葉なんかが思い出されてきてキューンときた。こんな気持ち何年ぶりだろ?
あぁ下関行きたい!火の山に上りたい!シーモールで買い物したい!下関駅はどうなった?馬関祭りはまだやってるのか?山の田サティはまだあるのか?あるなら行ってみたい!




内容はプラトニックな恋愛話なんだけど、自分の下関時代と重なってしまって涙ウルウルだった。
当時はケイタイもメールもない時代だから遠距離恋愛を続けるなんて難しかったろうなー。
文通、交換日記、いまの若者は経験ないだろ。懐古趣味はないけど、自分の気持ちを文字で書き表すってのはやっといた方がいいと思うぞ。


映画の中でもあったけど、朝鮮に対するすごい偏見があって朝鮮人のことを蔑んでいる人が多かったのはよく覚えている。
東京から行ったオレには全然わからなかったけど、同じ学校に朝鮮人がいた(らしい)。
学年があがるにつれて、そういったことを言うヤツが出てきてなんか差別してたのがすっごくイヤだった。
クラスメートにパチンコ屋の子どもがいたんだけど、それを根拠に「あいつはチョンだ」とか。実際そうなのかも知れないけど、昨日まで同じクラスの仲間として普通に接してたのに、ある日を境になんかよそよそしくなる。そんな空気がたまらなくイヤだった。
部活にも差別するやつがいて、勉強がすごくできるやつだったけど嫌いだったな〜。西高行って慶応行ったらしいけど、人間としては魅力ないやつだった。
とにかく下関は韓国が近いので、韓国の文化がたくさん根付いていたと思う。
最近の韓流ブームなんて目じゃないね。



山本譲二も出てたんだけど、いいオヤジになったね。渋い。
みちのくひとり旅しか知らないけど、演歌界で生き残っているってのはやっぱりすごいことなんだろうな。
確か早鞆高校野球部出身でお父さんがタクシーの運転手やってたっけ。





と懐かしモード全開の夜だった。