【XS日記】 〜ゴメンよ、XS〜

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腰の痛みもだいぶ収まってきた。
天気も良いので、XSのプラグを交換。
真ん中のシリンダーのプラグ穴付近に細かい石とか砂があったんだけど、これを取り除くために、粘土で押さえて取ろうとした。
wifeに粘土あるかと訊いたら、紙粘土ならあるという。紙粘土も粘土もいっしょだろ、ということで、この紙粘土をちぎり、プラグ穴のところにペタリ。
おお、ほとんど取れた!けど、プラグ穴に紙粘土が分離して残ってしまった!
そう、紙粘土ってちぎれやすいってことを今知ったのだよ。普通の粘土より遥かに軽くて柔らかくて、そしてちぎりやすい。



プラグ穴に残った紙粘土をどうやって取ろうかと思案して、いろいろやってみたけど、うまくいかず。
そうだ、キックしてピストンを動かしてやれば、紙粘土がスポンと出てくるのではないか、という非常に浅はかな考えで、キックペダルを一発。
エンジンを覗き込んでみると、紙粘土がない!ゲッ!もしかしてシリンダーの中に落ちた!?
うーん、どうしよう…。俺の技量でシリンダーヘッドをばらすなんて不可能だし、バイク屋さんに見てもらうとしても、どうやって持って行く?自分でトランポ借りてくるか、バイク屋さんに引き上げてもらうか。
待てよ、エンジンを試しに始動させたら、どうなるだろ?という思いが募ってきた。
シリンダー内に異物が入ったといっても、石とかナットじゃなくて紙粘土じゃん。
エンジン内を暴れ回って壊れることはないかも知れんのぉ(根拠無し)。
しかもこの紙粘土、大きさは小指頭位の分量じゃん、エンジンかかるんじゃないの?
よし、エンジン始動じゃ。やっぱ紙粘土が硬化する前の方がいいだろ、それに「紙」粘土っていうくらいだから、燃えるんじゃないの?
根拠のない、希望的観測だけをもとにエンジン始動を決心した。



チョークを引き、キックペダルを蹴り下ろす。ブォォォン!といういつもの音。
「おわ!エンジン普通にかかるじゃん!」という嬉しい気持ちと、すぐに止まったり不具合が出るんじゃないの?という不安な気持ちが交錯する。
エンジンかけてしまったし、もう戻れない。走る出すっきゃないでしょ。
暖機してる間に、身支度を整え、いつもよりゆっくりと走り出す。うーん、いつもと変わらないんじゃない?
数百メートル走っただけじゃ分からない、つーことで10キロ前後走っただろうか。
エンジン音、加減速のフィーリング、特にいつもと変わらない感じ。あのくらいの量の紙粘土って、そんなに影響ないんだろうか?
厳密に言えば、大アリなんだろうけど、鈍な俺にはほとんど感じることが出来なかったヨ。
取りあえず、今日のところは安心して寝られるけど、明日以降も今日と同じようにエンジンがかかりますように。


いつか腰上くらいのオーバーホールに出してやるから、現状維持で宜しく頼みます、XS。