無年金

職場に無年金障害者がいて、毎日一緒に仕事をしている。
その彼が国を相手取り裁判をおこしている。無年金障害者にも年金を支払うのは国の義務である、と。
20歳以上の国民は社会人、学生関係無しに国民年金を収めるようになっているが、数十年前はそれが義務じゃない時代があった。
特に20歳以上の学生は払っていない人が多かったようだけど、この時に受傷して障害者になった人がいわゆる「無年金障害者」になる。年金を払っていないから障害者年金が1円ももらえない、と国は言うのだが、これは国策が不備だったためこのような事がおきてしまった、だから国は障害者年金を払わなくてはならない、と訴えているのである。
裁判の流れとしては国に支払いを命ずる方向で進んでいたのだが、先日の裁判はまさかの逆転敗訴。
なんでこうなんるねん!と誰もが思ったはずだが、最高裁にステージを移して再度争われることになるそうな。

日本人なのに、この国が好きになれない。
それはこういったことがまかり通っていたり、何事も他人事のようにしか感じてない国民性が原因かも知れない。
正義が失われているんじゃないの?この国。




無年金障害者のニュース
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh05032601.html