柳沢雄三の名前を胸に刻め!
柳沢雄三。
彼の名前を聞いてピンとくる諸兄は30代以上のバイクフリークだろう。
そう、YUZOチャンバーの柳沢雄三である。
彼が亡くなったらしい。
実は自分も柳沢雄三氏のことはほとんど知らないのだが、RZに乗っていたせいかYUZOのブランド名は早くから目にしていた。
"ユーゾーのクロスが欲しいんだよ!"
"忠男とユーゾーとムラカミ、どれが一番速い?"
"ユーゾーのチャンバーってすぐ錆びるけぇ、取り付ける前にクリヤ吹いたほうがええよぉ!"
などなど、当時のバイク仲間と話したっけ。
当時、RZの定番改造といえばハリケーンのセパハン、マッククレーンのバクステ、そしてYUZOのクロスチャンバーだったのだ。あとはブレーキホースのメッシュ化、フロントディスクのダブル化、究極のパワーアップ、350のエンジンに換装。
あ〜懐かしい。
実際には、自分の愛機(本当に好きだった)はセパハンじゃなかったし、バクステはタロッティだったし、チャンバーは忠男のだった。ホースのメッシュ化、フロントディスクは2枚、エンジンは350と手が入ったマシンだったが、ずーっとYUZOクロスに憧れてたんだよね。
「ボッボッボッボッ…」という低いアイドリング音、回すとすごくレーシーで官能的な2ストサウンド。
チャンバーの長さもかなり短めでピカッと光るサイレンサーがかっこ良かった。
真後ろからみると、左右非対称でこれまたシブイ。
そんなすごいプロダクツを世に生み出した柳沢雄三氏の冥福を祈ります。合掌。