【青春日記】 〜キャンディーズから連想したもの〜

風呂から出てテレビをつけたらNHKキャンディーズの番組をやってた。
俺が小学校低学年のころ全盛期だったけど、懐かしさでいっぱいだった。
4月4日の後楽園で行われた解散コンサートは見たかったんだよね。今日そのラストステージの映像を見たけど、本当に観客が熱狂してる。
ものすごい紙テープの中、3人は物怖じしないで熱唱しているところにプロフェッショナルさを感じた。
どの曲も名曲ぞろいだよね、キャンディーズの歌。

番組を見ながら思い出したのはリングにかけろキン肉マン。なんでだろーね。
この漫画の試合シーンが重なったのかもしれない。リンかけは中学生のボクシング大会にすっごい客が来てたし、キン肉マンのほうは「女房を質に入れても…」という台詞が印象的だった。超人オリンピックの頃だったかな。ブロッケンマンがラーメンマンにまっぷたつにされる頃だから相当初期。
そうそう、江口寿史のGo Aheadという短編集で「年下の男の子」をバンドで演奏してるシーンがあったな。ナックの「マイシャローナ」もやってた。この頃の江口漫画、良かったなぁ。パイレーツとかすんごい面白かったし。




昭和時代、いま思うと良い時代だったのかな。自分の中ではとても美化されてる。戻りたくても戻れないんだよね。
パソコンも携帯もない時代だったけど、深夜放送で情報収集して翌日に仲間内で盛り上がったりして。
ラジオ短波で真夜中にセクシーな番組やってて、それが宇宙企画がスポンサーでさ。短波ラジオなんて持ってないから友達にテープに録ってもらって、それを当時先端を行ってたSONY Walkman DDで聞いて興奮してたもんなぁ(笑)
鶴光のオールナイトニッポンよりはるかにエロい番組でさ、ほんとうに一握りの友達の間でテープが出回っててさ。
小倉まで遊びに行きたくてもお金もないし何よりも怖い町という印象が強くて、関門トンネルを自転車で走って門司に行って釣りしてた。
中学になるとバンドをやる奴が出てきて、家に遊びに行くとエレキがあって、聞かせてもらうと轟音に腰を抜かしたね。
先ず家の中でこんなデカい音出していいのかよ!て感じ。ピックがなくって学ランのカラーを三角に切ってピック代わりにしてアナーキーやらスターリンを弾いてくれたよ、奴は。パープルのBlack NightやSmoke on the warter、そしてHighway Starのソロ!ぶっ飛んだね、早弾きしてるんだよ、同級生が。
中3で東京に戻ってきて、同級生の家に遊びに行ったら六畳くらいの部屋にドラムセットが置いてあって、そこで練習してるらしい。フツーのマンションで、ドラムかよ!さすが東京もんはすごいやと感心したっけ。



と、文章にしてみるとロクな青春じゃないな!
でも悪くなかったよ。後悔してない。…多分。