我思う

親父が癌の手術をした。
病院に行っても何ができるわけでもないが、病院で手術の終了を待つ。
終了予定時間を大幅にすぎて、ようやく終わった旨の連絡を受けた。
正直、何か予期せぬ出来事がおきたのか、と危惧したが杞憂に終わった。
結果は「成功」。ホッとする瞬間。
お袋も一安心したろう。顔つきが明るくなってたし。
ドクターから手術の模様を説明してもらい、取り除いた臓器も見せてもらった。
初めて見る人間の臓器だったが、不思議な事に気持ち悪いという感覚はなかった。
癌の部位を見せてもらうと、赤黒く変色した塊が。
ふーむ、これが癌ね。
なんか、思ってたのと違う。想像してたより小さい。
何でも写真に撮る俺だけど、さすがにこれを撮る気はしなかった。
ベッドに横たわり、眠っている親父を見ると、だいぶ年取ったな〜と感じる。
でも、まだまだ元気でいて欲しいし、人生を楽しんで欲しいと思う。
あまり話しをしない親子だったけど、退院したら何処かでメシでも奢ってやりたいと思う。
健康を気遣い、長生きしたいなんて、ロックっぽくないけど、正直死ぬのは怖いし、やっぱり健康でいたい。
というわけで、健康に勝るものはないことを実感した一日であった。